育児・介護休業法の活用

子育て期間中の働き方の見直し

 

 

仕事をしている女性のおよそ90%の人が育児休業を取得しているようですが、中には育児休業を取得せずに仕事の方を辞めてしまう女性も結構存在しているわけです。

 

 

こういった人たちが仕事を辞めてしまう最大の理由は、仕事と子育てとの両立が困難であるからということです。育児休業を取得して、出産した後は仕事に復帰して続けていこうとする意思があったとしても、実際には子どもの病気でたびたび仕事を休まなければならなかったり、子どもを保育所に預かってもらいたいけれども、職場の勤務時間と合わなかったり、そもそも職場に仕事と子育てとの両立を支援してくれる雰囲気がなかったり、体力が持続しなかったりと、育児休業を終えて職場に復帰してからの働き方に色々と困難なケースが出てくるようなのです。

 

 

育児休業を取得した後は、基本的には保育所などに子どもを預けて働くことになると思われますが、この期間というものは、保育所に子どもを迎えに行くために早く帰らなくてはならなかったり、子どもが病気をすれば会社を早退したり仕事を休まなければならなかったりと、子育てによって仕事にも色々と影響が出てくることが多いわけなのです。

 

 

特にフルタイムで働いている人は、時間的にも体力的にも、子育てと仕事の両立が困難であると感じている人が多いみたいです。そこで、改正育児・介護休業法では子育て期における短時間勤務制度や所定外労働の免除の義務化、子どもの看護休暇の拡充などが新たに加わりました。